交換留学制度発祥の地、アメリカ。今なお日本人留学生の大半が留学先として選ぶ人気国でもある。受入れ態勢も整っているため、日本からだけでなく、さまざまな国から留学生が集まる。
[留学事情] 交換留学と、卒業を目的とした留学に分けられる 日本人の高校生がアメリカの高校に3か月以上の期間留学する方法は主に「交換留学」「卒業留学」のふたつの種類があります。 「交換留学」は日本での高校生活の一年間をアメリカの一般家庭に滞在し、その地域の高校に通学してコミュニティの人たちと交流し、互いの文化を学びあう文化交流プログラムです。期間は一年間と限定され、日本とアメリカそれぞれの非営利教育交流団体の主催するプログラムに参加する形で留学します。 受け入れ家庭も無償、受け入れ高校の授業料も免除というボランティア精神によって支えられ、留学生のみならず、交流にかかわる受け入れ家庭や受け入れ高校のすべての人たちが参加者となるのもこの留学の特色です。 留学先の家庭、学校、地域の環境は自分で選択するのでなく受け入れ団体と派遣団体により設定されます。留学費用は、お小遣いや往復の航空運賃、保険代などを含め、百数十万円以内でまかなえるのも特徴です。プログラム終了後は日本の在籍高校にもどるのが一般的です。 一方、「卒業留学」は、アメリカの高校に編入学し、アメリカの教育を現地の高校生と同じ条件で受け、多くの場合卒業することが目的となります。勉強するプロセスが重視される大学生や社会人になってからの留学と目的が重なる部分があるといえるでしょう。 滞在先は学生寮または有料のホームステイが中心。留学先を選ぶことはできますが、交換留学とは異なり、授業料や滞在費は自分で負担します。
●留学に必要なビザは? 交換留学の場合→J1ビザ 私費留学の場合→F1ビザ
●留学に必要な予防接種 ・小児マヒ・DTP(ジフテリア、破傷風、百日咳) ・はしか・おたふく風邪・風疹・水疱瘡・A型肝炎 ・B型肝炎・ツベルクリン反応 ※地域や学校によって必要な接種の種類や回数が異なる。 必要な回数の接種を受けていない場合は、学校への通学 を許可されず、各種行事に参加できない場合もあるので要 注意。
●ESLは利用可能? 私費留学の場合、留学生を受入れている私立中学・高校にはESLを併設している学校も多いので、ESLと呼ばれる英語集中コースや補修コースを取ることも可能。交換留学の場合、公立のESLのない高校に受入れられる場合がほとんどであるため、出発前に英語の基礎力をつけていくことが大切。